【実録】器用貧乏な電気設計者は損?2回の転職で年収200万UPした意外な理由

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未経験から一人前への
「最短ルート」公開中

独学で「何から勉強すれば…?」と悩んでいませんか?
現場で戦える知識を、体系的にまとめました。

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「電気設計」という職種に就いてから9年が経ちました。 入社した頃は、CADの前でスマートに回路図を描く姿を想像していました。しかし、現実はどうでしょう。

  • 仕様が決まらないまま見切り発車で図面を描き、
  • 部品は自分で発注し、
  • 盤の納期がヤバければ現場でドライバーを握って配線を手伝い、
  • 納入先で「動きが違う」と怒られれば、その場でノートPCを開いてラダーを修正する。

「これ、設計者の仕事か? ただの『何でも屋』じゃないか?」

かつての私は、帰りの新幹線で泥のように疲れながら、いつもそう思っていました。 特別な専門性があるわけでもない。英語ができるわけでもない。ただ、目の前のトラブルを潰し続けるだけの毎日。 「自分は、このまま器用貧乏なエンジニアで終わるんだろうか」

そんな不安を抱えていた数年前、私はふと思い立って「自分の市場価値」を診断してみることにしました。 結論から言うと、その小さな行動が私のエンジニア人生を激変させました。 私はその後、2度の転職を経験し、年収は当時のまま会社に残るよりトータルで200万円も上がっています。

なぜ、そんなことが起きたのか? それは、私がコンプレックスに感じていた「何でも屋」の泥臭い経験こそが、転職市場においては「プラチナチケット」だったからです。

ただし、今の経歴をそのまま語るだけでは評価されません。重要なのは「翻訳」です。本記事では、平凡なエンジニアが市場価値を跳ね上げるためのカラクリを全て公開します。

目次

場所を変えただけで、年収は200万変わった

右肩上がりに急上昇するグラフの階段を駆け上がるビジネスパーソンのイラスト。場所を変えることによる年収アップの成功イメージ。

「市場価値を知れと言われても、ピンとこない」 そう思うかもしれません。しかし、これは机上の空論ではありません。私自身の「給与の履歴」が証拠です。

私はこれまで2回の転職を経験しています。その結果どうなったか?

  • 1回目の転職: 同規模の「中小」自動機メーカーへ → 年収100万円アップ
  • 2回目の転職: 大手メーカーへ → さらに年収100万円アップ

ここで注目してほしいのは「1回目の転職」です。単純に「規模の大きな会社へ移ったから」年収が上がったわけではありません。「同じ規模の中小企業」への移動でも、会社の立ち位置(儲かるビジネスモデルかどうか)が変わるだけで100万円も上がったのです。

たった数年で、合計200万円も年収が変わりました。 勘違いしないでください。短期間で私の技術力が飛躍的に向上したわけではありません。「ラダーを書くスピード」が2倍になったわけでも、「画期的な特許」を取ったわけでもありません。

やったことは一つだけ。 「自分の職務経歴書をエージェントに見せて、適正価格(相場)の高い会社へスライドした」 ただそれだけです。

「評価」とは「実力」ではなく「場所」で決まる

この経験で、私はある残酷な真理に気づきました。 それは、「年収は、個人の能力(スキル)ではなく、その会社が持っている『給与テーブルの限界値』で決まる」ということです。

短期間で200万円も年収が変わった理由は、極めてシンプルです。 「会社の立ち位置(商流や利益率)」が違う環境へ移動したからです。

  • A社(下請け・利益率の低いオーダーメイド機): どんなに現場で徹夜して完璧なプログラムを書いても、会社の利益が少ないため、年収400万が限界。
  • B社(上流工程・自社製品を持つメーカー): これまでの現場経験を活かして働くことで、会社の利益率が高いため、年収600万スタート。

私はA社のような環境で、必死に自分の「スキル」だけを上げようと苦しんでいました。しかし、給与の天井が低い場所でいくらスキルを磨いても、劇的な年収アップは見込めなかったのです。

私が今、「自分の市場価値を知ろう」としつこく言うのは、 「あなたが今安月給なのは、能力が低いからではなく、単に『儲からない立ち位置の会社』で搾取されているからかもしれない」 と伝えたいからです。

【発見】 「何でも屋」の経験を、市場目線で再構築する

転職エージェントとエンジニアがキャリア相談をしているイラスト。テーブルの上で、バラバラだったスキルのパズルピースが組み合わさり、市場価値という「ひらめき」が生まれる様子。

1回目の転職活動の際、私はエージェントに愚痴をこぼしていました。 「私は設計もやるし、現場で配線も直すし、客先のクレーム対応までやらされてます。これといった専門性のない、器用貧乏なんですよ」と。

しかし、担当者はこう言いました。 「Yadaさん、それは『雑用』ではありません。『プロジェクト全体を完結できる能力』です」

目から鱗でした。 私はこれまで、「どんなCADが使えるか」「どのメーカーのPLCが書けるか」という「自分目線の作業スキル」ばかりをアピールしようとしていました。 しかし、エージェントとの壁打ち(面談)を通じて、企業側が本当に求めているのはそこではないと気づかされたのです。

そこで私は、エージェントの助言を受けながら、職務経歴書の「目線」を根本から作り直しました。

  • Before(自分目線の作業報告):
    「現地調整で配線の手直しを行いました」
    「客先の要望で仕様を変更しました」
  • After(市場目線の価値提供):
    「一刻を争う現場復旧において、三菱やキーエンス、オムロンなど複数メーカーのPLC・HMIが混在する環境下でも即座に原因を究明し、ラダーやST言語を用いた論理変更まで単独で完結できる(現場対応力・自己完結力)」
    「顧客要望の折衝・仕様策定および追加費用の交渉(プロジェクトマネジメント)」

やっている仕事内容は1ミリも変わっていません。 しかし、エージェントの手を借りて「自分では当たり前だと思っていた泥臭い経験」を「企業が高く買う強み」へと目線を切り替えて書き直した結果、企業の食いつきが激変しました。

具体的に、私の泥臭い経験は、市場において以下の3点として高く評価されたのです。

1. 「図面を引く」と「現場で動かす」を両立できる人材は意外と少ない

近年、大手メーカーや分業化が進んだ企業では「設計担当」と「現場の立ち上げ担当」が分かれていることが多くなっています。

しかし、設備は現場で動いてナンボの世界です。「自分で図面を引き、現地で盤を開けてテスターを当て、その場でプログラムの論理変更まで一人で完結できる」という、我々にとっては当たり前の『泥臭い自己完結力』が、中途採用の市場では「即戦力」として間違いなく強みになります

2. 「古いPLC」への対応力

最新のPLCなら誰でも触れます。しかし、工場には20年前の生産中止品が現役で動いています。 私がやらされていた「コメントも残っていない訳の分からない古いラダーを解析して、最新機種に置き換える(リプレイス)」という苦行。

これが、「古い設備をだましだまし延命したい」と悩む製造業において、喉から手が出るほど欲しいスキルとして高く評価する企業も確実に存在します

3. 「お客さんに怒られ慣れている(=火消しと折衝ができる)」こと

仕様変更で揉めたり、現場で理不尽な文句を言われたりする泥臭い経験。社内のベテランからは「事前の仕様決めが甘いからだ」「ただの炎上案件だ」と一蹴されるかもしれません。

しかし、市場の評価は全く異なります。「矢面に立って顧客の怒りを受け止めつつ、技術的な落とし所を見つけ、追加費用の交渉まで行う」という経験は、単なる設計スキルではなく、極めて実践的な「プロジェクトマネジメント(PM)能力」および「顧客折衝力」として高く評価されます。

言われた通りに図面を描くだけの下請け企業ならいざ知らず、自社製品を持つ高収益メーカーや、上流工程から入り込む優良企業(企業の規模は問いません)において、このスキルは重宝されます。「技術的な裏付けを持って、現場で直接顧客と交渉し、プロジェクトを赤字にさせずに無事着地させられる」泥臭いエンジニアこそが、企業に利益をもたらすからです。

転職活動はノーリスクの「後出しジャンケン」

転職活動のリスクとリターンを比較する天秤のイラスト。リスクは羽のように軽く、リターン(安心感を示す盾や得られる情報)の方が圧倒的に重く傾いており、活動自体はノーリスクであることを表現。

よく「転職はリスクがある」と言われます。新しい会社がブラックかもしれないし、人間関係で失敗するかもしれない。

しかし、「転職活動(エージェントとの面談)」には、リスクが1ミリもありません。 自分の経歴を棚卸しして、市場価格(年収査定)を聞いてみる。これは、「自分の見積もり」を取るのと同じです。どう転んでも、あなたには「得」しかありません。

  • Case A: 「年収100万アップ」の査定が出た場合
    • おめでとうございます。「いつでも辞められる」という最強の切符(精神安定剤)を手に入れました。転職してもいいし、その切符を懐にしまって今の会社で強気に働いてもいい。
  • Case B: 「今の年収が妥当(または下がる)」と言われた場合
    • これも大きな収穫です。「なんだ、今の会社って自分を正当に評価してくれてたんだ」と気づけます。隣の芝生が青く見えていただけだと分かれば、明日から今の会社に感謝して働けるようになります。
  • Case C: 「君にはまだ早い(強みがない)」と言われた場合
    • 実はこれが一番の収穫です。すかさず「どこを伸ばせば市場価値が上がりますか?」と聞いてください。「顧客との折衝経験(上流工程)を積め」などと、プロが「高く売れる経験」の答えをダイレクトに突きつけてくれます。厳しい評価を受けたとしても、自分の市場価値を上げるための「キャリアの羅針盤」が手に入るのです。

■ 若手エンジニア(1〜3年目)こそ話を聞きに行くべき

「まだ実績なんてないし」と思っている新人こそ、一度話を聞きに行くべきです。 なぜなら、「何が一番高く売れるスキルか?」を最初に教えてもらえるからです。

エージェントとの面談では、単に求人を紹介してもらうだけでなく、以下のような「キラークエスチョン」を投げかけてみてください。

  • 「私は今後どういうスキルを身に付ければ、より上位の求人を紹介してもらえますか?」
  • 「現在のFA業界で、企業からのニーズが一番高い実務経験は何ですか?」

3年後に年収500万になるには、今、何を勉強すればいいか? 答えを知ってから勉強するのと、闇雲に勉強するのでは、成長スピードが段違いです。

エージェントへの相談は、最短ルートで成長するための「カンニングペーパー(攻略本)」をもらいに行くのと同じなのです。

【おすすめの転職サービス(目的別)】

自分の市場価値を知る方法は、「プロに相談する」か、「スカウトを待つ」かの2つです。 ちなみに、私が直近で年収を大幅に上げた転職では、「ビズリーチで自分の相場を把握しつつ、タイズとJACリクルートメントの両方で面談を受け、自分に一番合う担当者(タイズ)のサポートで転職を決める」という合わせ技を使いました。

あなたの現在の状況や、目指したいレベルに合わせて、最適なツールを使い分けてください。

一つだけアドバイスをするなら、転職エージェントは「担当者との相性(当たり外れ)」で結果が全く変わります。 迷ったら、私と同じように「相談型」と「スカウト型」を併用し、いくつか実際に面談してみて、一番自分を高く売ってくれるエージェントを比較検討するのが、最も確実で賢い戦い方です。

① 【当サイト一番の推奨】 自分の経歴を「高く売れる言葉」に翻訳してほしい人向け

今回の私のケースのように、「自分の雑用スキルを、企業に刺さる強み(PM能力など)に言い換えてほしい」という方は、直接面談できるエージェントを活用してください。

  • [タイズ] ★私が実際に転職を成功させたエージェント
    • 特徴: 大手メーカー専門の転職エージェント。
    • おすすめ理由: 私は最終的にここのヘッドハンターのサポートを受けて転職しました。現場の泥臭い技術を、メーカー視点で「高く売れるスキル」に見事に翻訳してくれます。「儲かっている会社(B社)」へ行くなら、ここへの相談が最短ルートです。

\ メーカー転職の最短ルート! /

  • [JACリクルートメント]★私も実際に面談を受けたハイクラス向け
    • 特徴: ミドル・ハイクラス層に特化したエージェント。
    • おすすめ理由: 私もタイズと並行して面談を受けました。最終的なご縁はタイズでしたが、こちらの担当者のレベルも非常に高く、「顧客との折衝」などプロジェクトマネジメント能力を活かして、さらなる年収アップや上位ポジションを本気で狙いたい層には間違いなくおすすめできます。

\ ハイクラス転職の決定版 /

② まずは「自分を欲しがる企業と、その年収相場」を知りたい人向け(スカウト型)

まだエージェントと直接話す勇気がない方は、職務経歴書を登録し、企業からのオファーを待つだけの「スカウト型」から始めてみてください。とりあえずの登録に最適です。

  • [ビズリーチ]★私がスカウトを受け取ったサイト
    • 特徴: 国内最大級のハイクラス向けスカウトサイト。
    • おすすめ理由: 登録しておくと、企業やヘッドハンターから「年収〇〇万円〜〇〇万円で面談しませんか」という具体的なスカウトが届きます。私はここに職務経歴書を置いておき、その「スカウトに記載されたリアルな提示額」を見ることで自分の相場を把握しました。まずはここで自分の「適正価格」を見積もっておくことを強くおすすめします。

\ 自分の市場価値を今すぐ診断 /

  • [MillCrew(ミルクル)]
    • 特徴: 製造業の技術者に特化したスカウトサービスです。
    • おすすめ理由: 「現場の泥臭いスキル」を正確に評価してくれる製造業の企業が集まっています。自分にどんなメーカーから声がかかるのか、まずはファーストステップとして試すのに最もハードルが低く、おすすめです。

\ 製造業に特化!登録して待つだけ /

まとめ:診断は無料。まずは「見積もり」を取ってみよう

一番怖いのは、自分の適正価格を知らないまま、「もっといい場所があるはずだ」とモヤモヤしながら歳を取ることです。あるいは、実はもっと高く売れるのに、安値で買い叩かれ続けることです。

自分という商品を、市場で「見積もり」に出してみる。 エンジニアなら、定価を知らずに商売することの危うさは分かりますよね?

診断は無料です。 今週末、30分だけ時間を使って、自分のキャリアの「答え合わせ」をしてみませんか?


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制御盤の前の床に座り、ノートパソコンで作業をする電気設計エンジニアのイラスト。画面からは自身の市場価値や年収のアップを象徴する、光り輝く右肩上がりの矢印とグラフが飛び出している。

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